大学時代から未来へ広がる探求心を突き詰めて新しい価値を

徳永薬局に入社したきっかけは、調剤薬局の薬剤師以上の活躍ができると思ったからです。私は大学時代に薬品分析研究室に配属し、研究に没頭していました。研究室では、今までにないオリジナリティある新規化合物を創造し、その特徴を見つけるために分析を行っていました。研究がうまく進まず悩んだ時期がありましたが、新規の化合物ができた時の喜び、達成感は今でも忘れられません。それから、私自身何かを創ることが好きだと気付きました。そのため就活の第一志望は正直、企業や研究職を希望していました。しかし、合同説明会で徳永薬局を知る機会がありました。そこで、徳永薬局の価値創造企業の理念を知り、ハイブリット制度に興味を惹かれました。価値創造とは、今までにない新しい価値を生み出すことだと思います。私が大学時代に行ってきた研究とも似ている部分もあり難しそうだが挑戦したいと思いました。

また、ハイブリット制度とは入社1年目から広報や経営企画などの本社業務を経験できる制度です。この制度を利用すれば、早い時期から薬剤師の知識だけでなく、会社、組織全体のことを知ることができるチャンスだと思いました。大学や実務実習では、今後求められる薬剤師像は『対物』→『対人』であると教えていただきました。しかし、私はその具体的な薬剤師像を在学中にイメージすることができませんでした。会社の多職種を経験することで、大局を見ることができ自分に合った薬剤師像が見つかると思いました。
若手の時期から様々な経験をし、多くのチャンスを掴むことで患者様の潜在的なニーズを知ることができ、今後必要とされる付加価値のある薬剤師に成長することができると確信しています。研究者としての探求心を忘れず、付加価値のある新しい薬剤師像を目指して邁進していきたいと思います。

たくさん「ありがとう」と言ってもらえる薬剤師になるために多くの学びを吸収しています。

患者様から直接「ありがとう」、「相談して少し不安が和らいだ」とお礼を言っていただけることが最大のやりがいです。
大学では、薬理作用や薬物動態などさまざまなことを学習してきました。薬理作用を詳しく学んだおかげで薬の効果だけでなく副作用についても予測することができます。例えば、ニューロキニン1（NK1）受容体拮抗薬では嘔吐中枢やCTZに作用すれば悪心や嘔吐を抑制することができます。しかし、それ以外の臓器にあるＮＫ1受容体に作用すればそれは副作用となって患者様の訴えに現れます。患者様の訴えから、因果関係を考察し処方薬の副作用であれば根拠を持って医師に情報提供することができます。このような状況判断が最適な治療につながり、1日でも早い回復につながります。また、薬物動態は病院に勤務している薬剤師がTDMの時だけ活用すると思っていました。しかし、薬物動態を知っていることで「この薬はいつから効果がでるの？」と患者様から質問された時に答えることができます。今まで自分の学習してきた知識を活かし、患者様の不安や悩みを解決する手助けをし、笑顔でお帰りになる姿をみることができ私自身も嬉しい気持ちになります。これは、企業や研究職では得ることができない臨床現場ならではのやりがいだと思います。患者様の「ありがとう」がやりがいであり、その一言が自分をさらに勉強をしようというモチベーションになり成長につながります。徳永薬局では、学べること、吸収できることがたくさんあふれています。忙しいなかでも的確に業務を行い、且つ新入社員の私を気にかけてくれる頼もしい先輩方がたくさんいます。そんな環境だからこそ、新入社員の私でも安心して薬剤師業務を行うことができます。
　さらに、サスティナブル（持続可能な）やエシカル（倫理的な）社会を実現するために活動していきたいと思っています。普段の業務で扱うことはないですが、農薬も薬です。農薬が植物や動物にどんな影響を及ぼし、それが循環し将来的にどのようにヒトに影響を及ぼしていくかを公衆衛生の面からサポートできると思います。
調剤薬局の薬剤師の常識をいい意味で超えて、患者様や地域の方々のために積極的に活動していきたいと思います。